Mackadelics ‎/ Exposed To The Game

SM-1720
[トラックリスト]
01. Pimptro
02. Power Of A Playa
03. Bank-N-Corners
04. Devil's Dope
05. On A Ride
06. Hustlin
07. P.I. Convo
08. The Mackadelics
09. Are U Ready?
10. Lush-n-Lavish
11. Tweed Cadilliac Bar
12. Gotta Be Fly
13. Like This
14. Man In The Mirror
15. Stack-N-Mack-N
16. Voodoo
17. How Many
18. The Devil Made Me Do It
19. From The Ghetto
20. (I Wanna) Spend The Night With U
21. Between The Sheets

ICE‐Tのプロデューサーとして知られるDJアラジンが率いる3人組Hip-Hopユニットが96年に発表した唯一のアルバム。Sunset Blvd. Entertainmentというマイナーなレーベルからのリリースにして,怪しげなジャケットのアルバムですが,DJアラジンがプロデュースしたサウンドが絶品で,20年経った今も好事家の間では評判の高い1枚です。
まずは,イントロに続いて始まる「Power of a Playa」。明るく清涼感のあるメロディーに乗ってマイクをリレーしながらスムースなラップが繰り広げられます。サビはファルセットに女性シンガーも交え,キャッチーに。思わずステップを踏みたくなるアップテンポです。この後,ニヒルでクールな「Bank-N-Corners」,不穏な空気が漂う「Devil’s Dope」と続き,序盤で早くもノックアウト気味に。
秀逸は,「Gotta Be Fly」でしょうか。都会の夜景が似合うメロウでお洒落なメロディーに乗って,キュートで頼りなげな女性シンガーの歌声。これだけでも十分に琴線に触れるんですが,クールなサックスに,しなやかで歌うように舞うラップが乗ってきます。最高にイカしています。
これに続くのが,エンディングの「Between Tha Sheets」(アイズリー・ブラザーズの曲は出てきません)。甘美で官能的なミッドテンポで,まったりとした雰囲気が心地良いです。「Man in the Mirror」は,ハードボイルド映画のようにビターなメロディーに,ニヒルなラップが絡む硬派なナンバー。対照的に「How Many?」は,フュージョン感覚の清涼感のあるメロウなサウンドをバックに,クルーのラップが交錯する爽快なナンバー。
そして,この他にも,甘美なメロディーに女性コーラスも交え,ゆったりとしたスウィングする「Luvh-N-Lavish」,怪しげで哀感を帯びたメロディーがいかにもGテイストな「Hustlin’」,ノイジーなシンセとソリッドなビートに乗ってグイグイと攻める「The Devil Made Me Do It」など,聴きどころは多く,ほとんど駄曲のない完成度の高さ。
マイナーな存在であることがもったいないぐらいの傑作です。是非ご一聴を。(中古・パンチホール有り)





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